効果的な学習にするための問題の解き方
こんにちは!個別指導塾SHIN塾長です。
当教室では「聞くこと、教わることが中心のインプット学習」だけではなく「自ら問題を解くことが中心のアウトプット学習」を重視した指導を行っています。
このアウトプット学習は非常に大切な学習の要素であり、又どのように取り組むのかによってその学習効果は大きく異なります。今回は、効果的な学習にするための問題の解き方を、塾の指導内容の紹介を交えながら書いていきたいと思います。
①答え合わせ
何よりも大切なのは「答え合わせ」です。小中学生は問題を解いたあとに答え合わせをしない、つまり解きっぱなしになっていることが多々あります。厳しく言うのであれば、「自分が問題に正解できたかどうかに興味がない」「正誤に関係なく終わらせればよいと考えている」ということです。
塾の学習でもまず初めに答え合わせの仕方から指導をしていきます。ポイントは「細かく、解いた後すぐに答え合わせをすること(多くても1ページごと)」「できなかったらなぜ間違えたのかを考えること」「正解したときには全力で喜ぶこと」です。塾での学習だけでなく学校の宿題やドリル、課題プリント、学校ワークなどを解くときにも、必ずこまめな答え合わせを行うようにと教えています。
とはいえ、「答え合わせをしなさい」とただ指導するだけではなかなか身につくものではありません。生徒によって異なる答え合わせをしない理由(※面倒くさいから、間違いが出るのが恥ずかしいから、学校では答えを渡されないから、、、等それぞれ異なります。)を乗り越え、できるようになった嬉しさを意欲に変えて、必要なことなのだと実感してもらうことを塾では指導しています。
②解きなおし
答え合わせの次に取り組むのは間違えた問題を解きなおすことです。問題解説を読み自分が理解していない部分を学ぶこと、教科書や授業のノートを振り返って解き方を確認すること、それでもわからなければ誰かに聞くこと、その後に問題を解きなおします。この「わからないことを、わからないままにしない意識」をもつことができるようになると、学校の授業の理解、問題演習から得られる学習効果は格段に上がります。
もちろん生徒によってはわからない部分が多すぎたり、調べてもわからないことが解決しないといったケースもありますが、ここで塾の出番です。振り返る箇所のアドバイスや理解度に応じた解説を行うことで、わかるようになっていく達成感を与えることが「わからないままにしない」意識づけには必要になります。
③解いた問題の仕分け
問題演習を行うなかで「この問題を後で解いたときに自力で正解することが出来るだろうか」という視点を持つことを指導しています。特に中学生は「定期テスト」という明確なポイントがあり、そこで正答できるかどうかを意識することが大切になります。問題演習と答え合わせを行いながら、わからなくて解説を見たり質問して解いた問題、理解が不十分だと感じる問題、忘れてしまいそうな問題、については、チェックマークを付けて解きなおしをすることが効果的です。
又、問題演習を行う時には、前回同じ教科で学習した内容を大まかにでよいので見直すことも有効です。自分が以前の内容を覚えているのか、忘れているのか、理解が難しい部分はどこなのかといった自己診断ができるようになると、適切なタイミングでの復習が可能になります。学習した内容を忘れてしまうことは皆同じですが、忘れるタイミングや忘れやすい科目や問題といった部分は、ひとりひとり違いがあります。自分の学習における特性を見つけること、対策を練ること、克服していくことは高校以降の学習においても大きな力となります。
~まとめ~
授業を受けるだけ、与えられた課題を進めるだけ、といった受け身の姿勢だけでは学習はなかなか身につきません。自らが悩んで、考えて、調べて、「できないことができるようになること」こそが学習の定着には必要です。
当塾ではアウトプットとなる問題演習の時間を多くとり、上記のように学習の仕方を指導しています。学習習慣が身についていない、学習の仕方がわからないといった場合は、是非お問い合わせからご相談をいただければと思います!