定期テスト直前の学習について
こんにちは!個別指導塾SHIN塾長です。
暑さの厳しかった夏から一転、10月半ばを過ぎてからは一気に秋、そして冬の足音も聞こえてくる気候となりました。あとわずかで11月、中学生にとっては定期テストの季節となります。
学校によって細かな実施日は異なりますが、11月に入ってからすぐ、もしくは2週目となる場合が多く、テストに向けた学習に取り組んでいる生徒も多い時期であると思います。そこで本日は、定期テスト直前(おおよそテスト1週間前~1日前)にやるべき学習、やるべきでない学習について、書いていきたいと思います。
①やるべき学習
まずやるべきなのが、「必ず正解できる問題を増やすこと」です。直前で新しい問題集や演習に取り組むのではなく、今までに解いた問題で、「間違えて解きなおして正解した問題」、「解説を読んで解けた問題」、「誰かに教えてもらって解けた問題」を自力で解けるようにすることです。具体的には、テスト範囲の学校ワークや、教科書、学校の試験範囲の課題プリントを、もういちど初めから見直して、できなかった部分を再度解くことです。※そのためには、おそくとも1週間前には提出物を完成させること、一度目に解いたときに「できた」「できなかった」の仕分け、マーク付けをしっかり行うことが大切です。
できなかった問題を自信をもって正解できる状態になってから、予想問題や対策問題集に移ります。又、90点、100点を目標とするのでなければ、多くの問題集や応用問題を解くことは不要です。テストの振り返りで最も多くみられる「前にできたはずの問題ができなかった」「同じ間違え方を繰り返してしまった」といったパターンをなくすことで、点数は必ず上がります。
②やるべきでない学習
直前にやるべきでない学習、陥りがちな学習が、「教科書を読む」、「ノートを見直す」、「単語や漢字を練習する」といったことです。もちろん教科書の内容や、ノートの振り返りは大切です。やるべきでないのは、読む、見直す、練習する「だけ」で終わってしまうことです。必要なのは、身についたものを取り出して、身についているかどうかを確かめることです。読むだけでなく、その部分の問題を解くこと、単語や漢字は自分でテストをすることをしなければ、絶対に点数にはつながりません。
直前になると、間違えることを怖がり「できる問題しかやらない」、「読むだけの学習になってしまう」といった生徒は多くいます。自分ができない部分を最終確認して、できる問題を増やすことこそが直前にやるべき学習です。