提出物への取り組み方

新学年が始まりました。新たなクラス、新たな学校での生活が始まり、お子様は大きな期待を抱き、時には不安も感じていることと思います。まずは新しい生活に慣れて学校生活を楽しむことを第一に、そして新年度の学習目標を立てて勉強に取り組むことを是非ともお勧めします。できなかったことができるように、なりたい自分になるために、目標をたてることはとても大切です。目標の立て方については、以前書いた「目標の立て方について」の記事を是非お読み下さい。

今回は提出物の取り組み方について記事を書いていきます。小学生の宿題にも言えることですが、特に中学生は学校のワークやレポートといったものが成績評価に大きく影響し、最終的には高校入試の合否にかかわるため、提出物への取り組みは非常に大切な部分です。新年度が始まったこの時期だからこそ、提出物に上手く取り組むことができなかった生徒は、心機一転、新年度の目標に提出物への取り組み方を具体的にどう変えるのかを含めましょう!

提出物について、まず最低限は「出すこと」です。提出物を出さない、提出が理由なく遅れるといった場合は、中学校ではそれだけで成績が5段階で1つは下がると考えて良いでしょう。成績に「1」がつく場合は提出物が原因になっていることが多くあります。又、出すだけで完成させていない、答え合わせをしていないといった場合もマイナスの評価となります。

次に一番多いパターンとなるのが、「出している」「完成させている」けれども、「出すこと」が目的になっている場合です。テスト数日前から提出のために急いでワークを進めたり、わからない問題は答えを写したり(問題の難易度や取り組み方によってはOKな場合もあります)とただ出しているだけになってしまう形で取り組む生徒は多くいます。あからさまに丸写しの場合や、間違えているのに丸をしている等のパターンでは低い評価がつく原因ともなります。

以上のような形ではなく、取り組みたいのは「出すだけ」ではなく「テストで解くことができるように」といった目的意識をもって進める姿勢です。そのためには、「答え合わせをすぐにすること」「できなかった問題は解きなおすこと」そして最も重要な「自信をもって解けるまで繰り返すこと」が必要となります。テスト学習にワークを上手く使えている生徒は、「解ける問題と解けない問題の振り分け」としてテスト1週間前には一度目を解き終え、直前時期には「解けなかった問題」「間違いやすそうな問題」の解きなおしをしています。これが「ただ出すだけ」となっている生徒との差になっています。

勉強が苦手な生徒は、「指示されたからやる」「やり終えることが目的」となりがちですが、「何のためにやるのか」といった目的意識を持つことで大きく変わります。変えたことがテストの点数や成績評価といった結果につながることで意欲へとつなげることができます。新中1生はもちろん、その他の学年の生徒も、提出物を何のためにやるのかといった点を生徒自身で考え、取り組むことが大切になります。

当塾では中学生はテスト1週間前までに学校ワークを完成させることをルールとし、チェックを行っています。又、その進め方や、スケジュール作成も授業を通して指導をしています。生徒の苦手科目によっては、一人で進めることができないために、どうしても丸写しになってしまっている場合もありますが、その時にはどこからどのように進めるべきなのかを指導していきます。成績の向上に提出物への取り組みは大きなウェイトを占めます。提出物を含めた学習への取り組み方、スケジュール作りなど、是非一度個別指導塾SHINにご相談いただければと思います!