睡眠の大切さについて
こんにちは!個別指導塾SHIN塾長です。
この記事は、学習の仕方についてこの塾が考えていることを、自塾紹介の一環としてブログに書いていく連載の第7回目となります。過去の記事も、是非読んでみてください!
今回は「睡眠の大切さ」について書いていきます。
テスト前や受験期になると、睡眠時間を削って学習に充てようとする生徒がみられます。「なんとかしなければ」という意気は認めたい部分もありますが、厳しく言えば準備不足、そして「眠い中でも頑張った」、「こんなに勉強した」という自己満足や言い訳に陥る可能性もあります。経験上から多くの人が知っているように、睡眠不足は学習パフォーマンスを大きく低下させます。6時間睡眠を2週間続けると日本酒2合を飲んだ時と同程度の脳機能になるという研究もあるようです。
そのため、学習に取り組む準備として何より必要になるのが「睡眠時間の確保」です。どんなによい学習法を実践していても、どんなに高い意欲があっても、眠気はそれらを著しく低下させます。又、定期試験や入学試験の時間に一番高いパフォーマンスになるように調節するためにも、「睡眠時間の確保」とそれにより獲得される「テスト時間に合わせた生活習慣」が必要になります。
具体的な時間では、小学生は9時間、中高生は8時間以上を確保することを奨められています。もちろん個人間で差はあるようですが、最低限必要な時間はこれらの数字であることが多いようです。それでも勉強になると眠くなってしまう生徒は、10~30分以内の仮眠をすると良いです。自宅での学習時は、眠たくなったら無理に勉強せずに仮眠することが大切です。塾の授業時間中であれば、体を動かしたり、飲み物を飲んだり、顔を洗ったりと対策しますが、それでも眠気が取れなければ、10分程度眠ってもらうこともあります。10分の授業時間を削ってでも、眠たい状態のまま学習することは絶対に避けたいと考えています。
眠くなってしまう生徒の中には、目標があって、それに向かって頑張ろうとしているのに、どうしても眠くなってしまう、そんな自分に対して苛立ちや情けなさを感じている場合もみられます。やる気がないから、本気じゃないから、といった問題ではなく、そんな場合は「睡眠時間の確保」が最優先です。(睡眠にかかわる疾患である可能性もありますので、深刻な状態では医療機関の受診を考える必要もあります)
テストの成績を上げるために、学校の授業が分かるために、志望校に入るために、まずは「睡眠時間」について見直してみることが大切です。個別指導塾SHINでは、授業中の生徒の様子は常に確認しています。眠たそうな生徒に対しては一方的に叱るのではなく、その解決策を一緒に考えていきます。生徒が目標に向かって、全力で進むことができるようにひとりひとりに合わせたサポートをしてまいります。