勉強の仕方は答え合わせから
こんにちは!個別指導塾SHIN塾長です。
以前のブログ、「学習するということ」の中でも書いたように、学習とは「できないことをできるようにすること」です。その過程では、「自分が何をできて、何をできないのか」を正しく知ることが必要です。ここで大切になるのが答え合わせです。
現在は少なくなりましたが、学校や塾から宿題を出される際に、解答がないケースが一昔前はみられました。「答えを写してしまうことを防ぐため」という、宿題を出す側の言い分(そもそもの宿題の意義が何かを尋ねたい気もしますが)もあるのかもしれませんが、解いた後にすぐに答え合わせを行わない学習は、無意味といっても過言ではありません。答え合わせのない学習は、学習ではなく作業です。課題や宿題をこなすことに目的がすり替わってしまい、自分の成長につながるわけもなく、ますます勉強することが嫌になってしまいます。
勉強の苦手な生徒の中には、答え合わせを面倒なものと感じていたり、バツがつくことを嫌がったりと、理由はいくつかありますが、問題を解きっぱなしにしていることが多くみられます。そんな生徒にとっては、正しい学習の第一歩として、「答え合わせの仕方」を学ぶことからはじめなければなりません。
とはいえ、いきなり一人でできるようにするのは、なかなか難しいのが現実です。はじめは自分で答え合わせをした後に、学校の先生や保護者、塾の先生などにチェックをしてもらうのが良いです。間違っている問題を〇にしていたり、解きなおしをしていなかったりといった効果のない答え合わせになっていないかを確認してもらいます。この時には、できなくても、間違えても悪くないということ、逆に、全力で解いてできなかった問題をみつけることは「自分にとって良いこと、必要なこと」だということを指導者側が伝え続けることが大切です。
答え合わせをすること、つまり「自分のできないことを見つけること」が学習の第一歩です。そして、次のステップとなる、できなかったことを”できるようにすること”へとつながっていきます。